東方同人誌感想とか書いてみよう 1233冊目
びろうど廻廊さんの『幻実と現想のためのphantagraphs』
蓮子とメリーが町を彷徨う本。
この本の特徴はなんといっても写真に二次元の蓮メリ絵を乗っけている事にあって、これがすごく良い雰囲気を出している。ただ単に写真に絵を貼り付けるだけではなく「秘封倶楽部っぽい写真」、「秘封倶楽部っぽい文章」を使っているところが素敵。
この写真の先には何かがきっとあって、その何かを探しに秘封倶楽部の2人が他愛もない会話を本文以外のところでもずっとしてるんだろうなぁ。って思えてくる。夢か現かわからなくなるようなメリーの言葉回しも面白くて、現実の写真を使っているはずなのにどこだかわからない世界を見ている感覚になるよ。