東方同人誌感想とか書いてみよう 729冊目
赤色バニラさんの『それは恋だと私は決めた』
鈴奈庵25話本、他の鈴奈庵25話本とは結構違った解釈をしている本。なような。
以下ネタバレっぽいので反転
人間から妖怪になった存在を退治した霊夢、を見た魔理沙。霊夢は他人に興味がないものの”自分も人間をやめれば霊夢に興味を持ってもらえるかもしれない”といった理由で人間をやめる理由を初め霊夢にも会わなくなる。
ここまでは他の鈴奈庵25話本にもありがちな設定だけども、ここから”まだ何も起こしていない魔理沙”に霊夢が告白しにくるところから他の作品とかなり違う。
魔理沙はそれを一時の感情と決め付け受け入れないし、この拒絶がタイトルの意味に繋がってくる。最後の霊夢の笑顔→魔理沙の言葉を聞く→霊夢の涙に至るところが痛々しくい。この泣いている霊夢はすごい傷ついている感じの絵でまた…。
たとえ魔理沙の言葉が霊夢が鈴奈庵25話で妖怪を殺したところを見た事が一因で発せられてる言葉だとしても、これは単なる鈴奈庵25話の考察作品以上につらいれいまりものとして読んでしまう。