東方同人誌感想とか書いてみよう 98冊目

ビビッドグレーさんの『花束とプリズム』

けねもこ総集編

「亜麻色トワイライト」→「アコースティックブルーアワー」だけ慧音に告白する妹紅とそれに反応する慧音。みたいな続き物になっているものの他はどこか読んでも大丈夫なけねもこ恋人もの。の気がする。お互いに種族が違うものの最初から最後まで仲が良い慧音と妹紅という理想的な二人組。

「はんぶんこのまんなか」

仲が良い恋人同士な慧音と妹紅の話。いろいろとお互いを思いやり好きあうような感じ。

「Blanket」

人間のため、妖怪のために仕事をしようとする慧音。それが過労に繋がり力及ばない自分に嫌気が差してくる。そんな時に妹紅は慧音を労り…。妹紅の”私は君よりずっと年上なんだよ”って案外忘れがちな設定の台詞はすごく活きてていい。

「亜麻色トワイライト」

慧音の事は好き、なもののそれを言い出せないような妹紅。それを知った輝夜は遊び半分で妹紅が慧音に告白するように仕向け…。

輝夜にいろいろと言われどきまぎするような妹紅が可愛い。そして慧音は天然。ここで切って終わらすのかと思ったら次の「アコースティックブルーアワー」にきちんと続く。

「アコースティックブルーアワー」

妹紅の「好き」という告白を恋愛の告白だと思わずに受け流した慧音。でも寝ている間に言われた「大好きだよ」っていう台詞を聞いてようやく妹紅の事を意識しはじめて…。

「ゐなれきゑぞか」

慧音の話、里との交流を経て寿命がある慧音との別れの時が来る。”どれくらい幸せだった？”との慧音の言葉に妹紅は…。数を数える慧音、っていう伏線が最後の妹紅の台詞に活かされていて良い感じ。