東方同人誌感想とか書いてみよう 997冊目
宇宙クレヨンさんの『スターピース』
幻想郷に落ちてきた流れ星を捕まえようとした魔理沙、ところがそれをアマツキツネの再来と思った天狗たちに捕まり奪われてしまう。
このままやられっぱなしなのは癪に障る…と魔理沙は仕返しを企てると天狗であるはずの文もそれに協力を申し立て…。
文マリの良さは2人の関係性じゃなくて、そこから繰り広げられるストーリーの面白さにあるよね…みたいな事は文マリの本の感想を書くたびに言ってる気がします。”文マリ”をメインで描いている人は思い浮かばないものの、いろんな人が一度くらいは描いているようなジャンルでもあるので奥深いジャンルだと思う。。
これは魔理沙と文が共闘して上層部の天狗達に挑む話で、魔理沙は文を共闘相手として一応見ているし、文は組織に縛られずに自由に振る舞う魔理沙にちょっと憧れてるような描写がある。結構似てないところが多い2人でも自分のやりたい事を頑張って実現しようとするところは似ている気がするし、最後の魔理沙と文が2人で流れ星を見るところはかっこいい。ちょこっとだけ描かれるあやもみもまた良いよ。
作中のテーマの1つになっているアマツキツネは日本書紀が元ネタ。ここらへん興味ある人は解説しているサイトもあるのでこちらも。