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東方同人誌感想とか書いてみよう 99冊目

ジロー日和さんの『獅子の種』

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寿命が違う慧音と妹紅が最後まで一緒に幸せに暮らす…というけねもこへのアンチテーゼのような作品。

蓬莱人である妹紅は健康のままでいるものの慧音は段々と老い認知症のような症状になってしまう、妹紅はそんな慧音の世話を甲斐甲斐しくするものの、慧音は妹紅の事を認識すら出来なくなり疲れ果ててしまう。そんな中で妹紅が最後に慧音に言った台詞は…。

 

この人の作品の最後は解釈を読者に任せた作品が多いもののこれははっきりとしたバッドエンドとなっていてすごく暗い。蓬莱人とそうでない種族の将来ならこうなるのかもしれない…と思ってしまうものの他にどうにかした未来もなかったのかなと思わせる作品。永遠亭(輝夜)に頼らなかったのは完全に妹紅のエゴで”慧音のため”ではないと思うのですがどうでしょう。