東方同人誌感想とか書いてみよう 1015冊目
ジロー日和さんの『スランプアリス』
人形劇をずっと行っていたアリス。しかし2ヶ月近く新しいアイデアが思い浮かばずに自分がスランプだと自覚し始める。とりあえず色々と新しい事を試してみてスランプからの脱却を試みるものの……。
この本読んでまず思った事は、”アリスが主人公(東方二次創作)じゃなくても充分通用する話だよね?”って事。二次創作でこの感想は褒め言葉にもなるし、貶し言葉にもなるのであまりこういう言葉は言いたくないのだけども、今回は褒め言葉の意味で言っているからいいよね?
創作する人が行き詰まって、行き詰まって、その先に見つけたものは……。という展開でアリスが見つけた答えはすごくジロー日和作品らしいと思うし、アリスはこれで良かったのだろうか…って思うし、東方二次創作として読まなくても通用するのではって思うわけで。創作者そのものがテーマの作品はどんな形だろうと大抵面白いものだからね。
なんだか新しいこの作者さんの境地を見た気もする。