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世界のアソビ大全51に入っているルドーは虚無を詰め合わせた素晴らしいゲームなのでみんなやりましょう。

 先日発売された世界のアソビ大全に収録されているルドーがあまりにも素晴らしいゲームだったので記事を書きます。みなさんやりましょう。

世界のアソビ大全51|オンラインコード版

世界のアソビ大全51|オンラインコード版

  • 発売日: 2020/06/04
  • メディア: Software Download
 

ルドーというのは要するにすごろくのことでルールはこちらに書いています。

ヨーロッパでの伝統あるゲームらしいです。


アソビ大全の画面だとこのような表示となりわかりやすくなっています。なおルール説明は一旦ゲームに入ると一切見られないありがたい仕様となっています。

画像は自分が投稿した動画から引用していますhttps://www.youtube.com/watch?v=8MZsQ-w-UsQ

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アソビ大全版のルールは

1・1周まわって自陣と同じ色のマスにコマを4つすすめると勝ち。

(この場合自分は黄色なので時計回りに進んで上の黄色マスを目指す事になります)

2・サイコロは1ターンに1回降ることができる。

3・最初に自陣から出せるのは1つのコマのみ

4・コマは時計回りの方向にしか進むことができない。戻るという戦術は存在しない

5・6の目が出た場合のみ「自陣マスからコマを出す」選択肢が選べる

6・自分の進んだコマと置いてある相手のコマが同じ位置に設置されると「置いてあるコマ」は自陣に戻される

7・フィールドに自分のコマが複数ある場合のみどのコマを動かすかという戦術っぽいものが存在する。

(上記記事に書いてある同じマスに自分のコマが2つあると相手は立ち入る事も追い越す事もできないというルールがあったかどうかは1回のプレイでは確認できなかったので誰か検証してください)

 

1~4までならなんの変哲もないすごろくなんですが、この5と6が非常に厄介…というか素晴らしいルールなので皆さんやってみてください。いやまぁ1~4までがすべての元凶ともいえますが。すごろくなのでなんの実力も戦略も介在しないさいころの出目を祈るだけのゲームです。賽の目は目押しできるのかもしれないけどこのルドーをやってるとそれを極める事の意味とは……となってきます

5について説明すると

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この状態になると青の人は1つコマを青マスに入れているから有利に見えます。しかし、自陣から次のコマを出すには「6」の目が出ないといけません。出ないとどうなるかというとパス扱いになり一生コマをすすめることができません。ひたすら他の人達がコマを進めるか同じ状況になりパスするのを見る虚無が味わえます。CPUとは違い対人はなんか挙動が遅いのでなおさら。

それが続くと人間はどうなるかというと、誰かゴールして終わってくれとなるのですがそこに6・自分の進んだコマと置いてある相手のコマが同じ位置に設置されると「置いてあるコマ」は自陣に戻される が追い打ちをかけます。

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たとえばこの状態になると自分の黄色コマは1マスしか進めず、しかもフィールドに1個しか出てないために「青のコマを追いやる」という選択肢以外はありません。マス目を戻る事ができないので「とにかく早く終わらせてほしいからパス」などという事も不可能。そうするとどうなるかというと青の人は再び「6」の目が出るまでパスをするような地獄が待ち受けるわけです。この場合はもう1つコマがフィールドに出ているのでまだマシですが、同じ色のマス直前だろうと自陣から出た直後だろうと6・自分の進んだコマと置いてある相手のコマが同じ位置に設置されると「置いてあるコマ」は自陣に戻される というルールは変わらないために。ゴール直前でこれをやられるととんでもない理不尽を味わえます。しかも各プレイヤー4つずつコマが存在するので結構頻繁に発生します。誰もなかなか自マスにたどり着けない上の状況が確か20分経過したくらいの状況。なぜ4000円払って賽の河原みたいなゲームをやらないといけないのかという気分にされます。

 

このアソビ大全51は何をとちくるったのか、降参機能が実装されてないので途中で逃げたくとも回線を切断する以外にルドーから逃れる方法はありません。どんなゲームでも最後まであきらめずにやりましょうという任天堂のありがたいお気遣い。終わるまでやったけど40分近くかかってますねたしか。

なんの実力もいらないすべては運だけで決まるゲームに40分かけると勝敗うんぬんよりも「早く終わってくれ」という感情が勝るようになります。昨今の強いプレイヤーほど人権がある、勝った方がゲームはたのしいみたいな風潮へのアンチテーゼとして実に考えさせられるゲームとなっています。残るのは虚無だけですが。

本当に任天堂製作者はテストプレイをしたのか疑問に思えてきます。テストプレイをした上で「ルドーは楽しいからぜひ収録しよう」と思ったら何故そう思ったのがぜひとも記事にしてほしい。

 

とりあえずここまでルドーの素晴らしさについて書いたので、皆さんもバックギャモンやチャイニーズチェッカーや花札みたいに「ルールはなんとなく知ってるけど対戦はほとんどしたことない」という収録ゲームよりも先にルドーのオンライン対戦をやりましょう。自分は二度とルドーはやりませんが。