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東方同人誌感想とか書いてみよう 1058冊目

「駿河屋で在庫がある本を買っても、そのお金は作者さんに一切還元されないので

まずは他に売っているところがないか探そうね。メロンDL、作者HPその他の場所に置いてあったりするし、そっちから読んだ方がお金がかからない場合もあるし」

「でも作者にとっての黒歴史本で、それは作者本人が二度と話題にすらしたくない本で、それで駿河屋にしか在庫がないような本で。そんな本を自分が読みたくて仕方ない場合は?」

「…………………」

 

こんな会話が頭の中々でぐるぐるまわってますが、それは置いておいて今回の感想を。

創想話のここで読めます。

http://coolier.sytes.net:8080/sosowa/kokoya/?mode=read&key=1301585831&log=1

 

 俄雨さんの『死せる君の箱庭』

f:id:hanbunningen:20120303172954j:plain

もう先が長くないパチュリー、自分でも死期を悟った彼女は魔理沙を図書館に後継者に指名して……。

 

パチュマリメインでちょっとだけ咲マリみたいな。以下ネタバレなので反転

 

パチュリーがどのようにして生まれ、どのように紅魔館の住人となったかが独自解釈を色々と入れて語られ(独自解釈を思う存分入れられるところは小説二次創作の長所だと思う)、魔理沙を何故後継者に指名したのかまでを語っていく。精霊と人間のかけあいの子っていう解釈はなかなか面白かった。

 

そして、なんといってもこの作品はタイトルにあるように幻想郷そっくりの”箱庭”を作るパチュリーの話で、他のみんなはほとんど作れたのにパチュリーは自分自身を箱庭の中に作る事は出来なくて…魔理沙にそれを託してしまう(こんな話だからこそ『死せる君の箱庭』ってタイトルだしね)。

パチュリーの遺志を継ぐつもりだった魔理沙はこの箱庭途中で投げ出してしまうも、他の紅魔館のみんなの言葉に励まされてパチュリーの完成出来なかった”箱庭”を完成させていく……。パチュリーの死が描かれる哀しい話なはずなのに、いい話…!。と思わせるようなこの筋。

最終章の「大魔法使いの昼下がり」にパチュリーが作りたかった幻想郷、魔理沙が作りたかった幻想郷が全部詰まってもうね。。パチュマリの共同作業だからこそ完成出来たこの世界。

 

途中で描かれる魔理沙と咲夜による勝負のところや、どこかしら天然っぽい咲夜さん(マゾヒストって解釈はなかなか新鮮)。パチュリーに全部見透かされてたような小悪魔、肝心なところでは弱々しいレミリア…など登場人物みんな良いキャラとして描かれてこれがまた素敵。