東方同人誌感想とか書いてみよう 765冊目

鏡花水月さんの『カメラ・オブスキュラ』

「妖怪と呼ばれるものと人の恐怖との関連性についての私的考察」、「カメラ・オブスキュラ」の2編収録の短編集。どちらも秘封。

同人誌を最初読む時は適当に流して読む癖があるので、一回目は勝手にお互い繋がっている話だと思っていたけども、再度読んで別々の話だと理解する。いや、ひょっとしたら繋がっているのかもしれない…。そんな短編集。

「妖怪と呼ばれるものと人の恐怖との関連性についての私的考察」は蓮子が妖怪に出逢う話で、「カメラ・オブスキュラ」はメリーが妖怪に出逢う話。蓮子は妖怪に深く踏み込もうとはしない（できない？）けども、メリーは自分の意思に関わらずに妖怪に関わってしまう。

「カメラ・オブスキュラ」におけるメリーこの後はどうなったのか？、という感想を人に聞く事でその人が秘封にどんなイメージを持っているのかわかるのかもしれない。個人的にはメリーは………な状態になったと思うよ。