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東方同人誌感想とか書いてみよう 475冊目

めるくまあるさんの『赤とんぼ』

 

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神は人を救えない、神は誰かが助けを求めようとも救ったりなんてしない。何故救わないのか…?

 

諏訪子、神奈子、早苗の立場から上にあるテーマを描いたような作品。

諏訪子の”理解が及ばないこそ神であり小難しい理屈はいらないよ”という考えと神奈子の”常に見守り常に滅ぼしときに助けときに苦しめているそれがこの国の神々と人々の在り方”、という考え(もっと台詞は長いけども全文引用すると作品の半分以上を引用してしまう事になるのでしない)は似ているようでかなり違うようにも思える。

 

諏訪子は紆余曲折の上かなり人間を達観して見てしまうように見えるし、神奈子はそれでもまだ神としての救い、を見出そうとしているように見える。だからこそ神奈子の方だけが早苗に色々と教示している場面があるんだと思う。この早苗はどちらの言う事も正しいと思っているけどももしどちらかを選ばないとしたらたぶん最終的には神奈子の方をとるんじゃないのかな…とかそうも思ってしまう。