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東方同人誌感想とか書いてみよう 244冊目

ソライロテレフォンさんの『銀河鉄道と星の魔法使い』

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いつものように霊夢と博麗神社で一緒にいる魔理沙

でもふと”どうやって霊夢と出会ったんだっけ”と思い何も思い出せない自分に気づく

そんな魔理沙が夢を見はじめ…

 

タイトルから想像できるように『銀河鉄道の夜』をベースにしたれいまりもの。とはいえジョバンニとカムパネルラみたいな関係に霊夢魔理沙がなるわけではなく、けっこう独自の解釈で霊夢魔理沙の関係を描いていく。ちょっと以下はネタバレっぽいし反転。

 

魔法の本により銀河鉄道に乗る事が出来た魔理沙、それに同乗している霊夢と紫。そこから色んな世界を見ていく。でも、魔理沙の方法での乗り方は片道通行の切符でしかなくて、乗ってからそれを教えられる。知った時にはもう手遅れで…。

 

その後魔理沙はすでに死んだ魔理沙の母親を鉄道の外に見つけ、そこへ行こうとするも、それは死後の世界への道で…霊夢にそれを止められる。

そして”そこに行くよりもこっちに来ない”みたいな事を紫に言われ幻想郷へと行く方を薦められる。結局魔理沙は幻想郷へ行く方を選び、霊夢はその案内人として魔理沙と一緒に幻想郷へと戻り…。

 

これが魔理沙の見たただの夢だったか、本当の事なのかは最後まではっきりさせずに終わるので(本当の事って解釈をする方がしっくりくる作品ではあるけれども)、そこはすごい元の銀河鉄道の夜っぽい。

魔理沙霊夢の最初の出会いをこういう風に他の作品の組み合わせる形で描くのも面白いと思った作品。

 

ところで『銀河鉄道の夜』って中学の教科書に入ってなかったっけ。それを読んだ記憶があるのでみんなある程度は筋を知っているものだと思っていたものだけど。

これ読んで久しぶりに読み返したくなったり。