マリオメーカー2のレート戦のすすめ これが人間のあさましさを体現したゲームです
というわけでマリオメーカー2の紹介。
このゲームには1になかったみんなで対戦というモードがあって、要はランダムで選ばれたみんなで作成したコースを1位になる競争をするモードなんですが、それがとにかくみんなで仲良くゴールを目指そうといった和気あいあいとしたモードではなく、とりかく相手を蹴落として出し抜いていこうとするモードと化していて人間のあさましさが非常によく出ているモードになっていて、いやまぁ嫌いな人は嫌いでしょうがやり続ける人はやり続けるようなモードになっていてたのしいですよ。だって負けると悔しいもの。勝つまでやろうってなる。
4人対戦用のコースは出し抜きあいのない技術力コースになってるんですが、全ての制作ステージからランダムで選ばれる仕様になっているのでそうじゃないステージを引いた場合の争いがまたね。そして圧倒的にそうじゃない1人用ステージが選ばれる率が高い。
できるだけ多くの人にこのレート沼に浸ってほしいのであさましい部分や小ネタを紹介していきます。いちおう自分で動画溜めといたのはあるけどそうじゃないのは他の方々の動画で紹介。
・レートシステムがある。
まず大前提、勝つとレートがあがって負けると下がります。0からスタートで1000あがるごとにD→C→B→A→Sみたいにあがっていきます。
計算式は独特でDランクの時は勝つと150くらいあがり、負けても3くらいしか下がりません。つまり50連敗してようやくレートがさがるやさしいシステム。D→Cはまぁストーリーモードクリアできれば行けるのではってレベルなんですがどうでしょう。
これがBランクになると負けると20くらい下がり勝つと60あがるという風に厳しくされて最初は「勝ってレートがかんたんにあがって楽しい!」からだんだんと「レートが上がらない……」という沼に至るわけです。
Bランクくらいまでいってゲームやり始めに負けて、最初のレートに戻そうとなんて考えてしまった任天堂の思うツボです。レート沼へようこそ。
さらにレートを戻そうではなく、だんだんとレートをあげようなんて考えてしまうと……。
どんなプレイヤーでもどんなゲームでも身の丈レートというのはあって、それをあげようとするとどうなるかというと……。ねぇ。
まぁ旗のあるステージ限定ですが「相手がゴールしても数秒間は猶予があってその間に自分もゴールできれば4くらいしか下がらない」というのと「誰もクリアできないステージはレート変動なし」という救済措置もありますけどね。
・鍵やゴール条件のみにくい奪い合い
ステージによっては鍵やゴール条件(クリボー何体倒せだったりコイン何枚集めろだったり)、というのがあって、先にとったもん勝ちだろとやってない人は思うのかもしれませんが、なぜか「鍵やゴール条件を持っている人間を踏めばそれを奪える」という設定になっていて、これでみにくい奪い合いがわりとよく発生します。
鍵の前で奪うためにガン待ちしたり、それを防ぐために鍵を持っている人間が画面外まで逃亡したり……。鍵を持っているプレーヤーを倒せば鍵は誰も持ってない状態になるのでノコノコ甲羅で倒そうとしたり……。
特にゴール条件が難しい条件なのに、1人だけにまかせて達成されてそれを最後に奪い取るとなると……。やられるといやだけどやると楽しいよね。という人間のあさましい部分が見えますよね。
ゴール条件の奪い合いとかいうみにくいあらそいをおこすゲーム #スーパーマリオメーカー2 #SuperMarioMaker2 #NintendoSwitch pic.twitter.com/PNQvbXsP4Y
— a (@hanbunningen) July 19, 2019
カギのみにくい奪い合いこそ対戦の醍醐味ですが果たして任天堂はこういうゲームを本当に作りたかったのだろうか #スーパーマリオメーカー2 #SuperMarioMaker2 #NintendoSwitch pic.twitter.com/zOQsKFynqS
— a (@hanbunningen) July 21, 2019
・ON/OFFスイッチとかいうゲーム理論を体現したようなシステム
まぁON/OFFスイッチが最初にあるようなステージがそれなりにありまして、誰もが考えるわけです。「先に誰かに押させて自分は先に行こう」と。
それがどういう結果を生むかというと……
だれかにスイッチをさせようとした末路 #スーパーマリオメーカー2 #SuperMarioMaker2 #NintendoSwitch pic.twitter.com/rtJohKhsoQ
— a (@hanbunningen) July 19, 2019
あとあまりだれかが先に行き過ぎると自爆覚悟でスイッチを押して進路妨害をしたりする悪魔の所業をする人が出てくるのでこれがまたねぇ。1人用なら絶対に生き残るタイミングで後ろでスイッチおされるとどうしようもない。Pスイッチステージも似たような事がおきます。
・相手を持てる、投げるという新しい操作
対戦モードや協力モードじゃないと出てこない操作で、相手のいる方向キー+Yボタン+Rボタンで持つ、さらにRボタンで投げるという操作があります(ただし初代マリオではできない)。ぶっちゃけB帯くらいからはこれをできるかどうかで割と勝率が変わってくる気がする。相手を持って針にぶつけたり、リフト移動中に持ち上げて蹴落としたり、ゴール前で投げて逆転したり利用法はさまざま。
いちおう十字キーを左右ぐにぐにと教えて解除できるのですが、それでも持った方が有利な状態には変わらない。とりあえず動くまくって持たれないようにしましょう。
・ヒップドロップで相手をけ落とせる
3DワールドとNewスーパーマリオでのみある動作、ヒップドロップを当てる事で相手を1マスずらせる、つまり鍵待ちでドア前にいる人間をけ落とせる。あと前述の投げ動作と合わせる事でスネークブロックステージが地獄絵図になったりすることもまぁあります
…。いやこういうゲームだったっけマリオって。
・ヨッシーで相手を食べる
投げられる動作を防ぐためには適当に動き回っていれば難易度があがるので、投げられにくくなるのですがヨッシーで食べる動作はもう単純に普通にボタン押すだけなので防ぎにくい。食べて穴に落としたり単純に逆方向に落として順位を逆転したりいろいろと。ただし相手もヨッシーに乗っている場合は食べる事ができません。
れーとのヨッシーの使い方がひどいいよねこのゲーム #スーパーマリオメーカー2 #SuperMarioMaker2 #NintendoSwitch pic.twitter.com/Yk1RnEhL6L
— a (@hanbunningen) July 15, 2019
・ビルダーマリオで道塞ぎ
3Dマリオでないと出ない操作なので知らない人も多そうな操作、B+上ボタンでブロックを2個まで生成できます。これでどうするかというと1位になってる時に土管の出口を塞ぐ事で後続が絶対に追いつけなくなります。ひどい。
こんな妨害用途ではなく、これ前提じゃないと進めないステージもあるから覚えておかないと積む時がある。炎のある場所にブロック出して進んだりね。
・クレーンは1人乗り
本来元のゲームにはなかったギミックもあって、クレーンもその1つ。ただ乗って進むだけのギミックなんですが「1人しか乗れない」という仕様になってます。なので強制スクロールステージでギリギリまで待って相手を乗せないみたいなプレイができたりする。ただし、クレーンに乗れないだけであってクレーンを乗っているプレーヤーを踏んで先に進む事はできたりする。結構難易度が高いけどやらざるを得ない時がまぁあったり。
・相手を踏み台にしてルート無視
相手プレイヤーができるからこそできる荒業、本来鍵がないと進行できない場所だったりを他のプレイヤーを踏み台にする事で無理やり通れる。他のプレイヤーはほぼ積みます。
あと相手のジャンプ予測ができれば先読みで踏んで逆転ができる。コインを頼りに相手の操作が予測できるコースでこれが決まればすごいたのしいのであきらめずにやってみましょう。
これはかなりたまたま決まった感じですが、逆転の目があるならやらないよりは試した方がいいはず。
この逆転できるとれーとたのしいってなる #スーパーマリオメーカー2 #SuperMarioMaker2 #NintendoSwitch pic.twitter.com/Prf1gzTjlI
— a (@hanbunningen) July 27, 2019
・敵を倒さないで進む
これは自然とレートをやってれば身につく気がする。基本的に雑魚敵は倒したら復活しません。だからわざと倒さず進む事で後続の難易度を下げないという地味な嫌がらせができる。ハンマーブロスがいるステージなんかでこれができると強い。はず…。
・キノコ待ちと2個とり
キノコが出るブロックの上にいる事で確実に「下にでブロックを押す人間より早くとれる」という。もちろんそれをいやがってブロックを押さない人もいる。
それと複数対戦の時は同じブロックから複数キノコは出るけど「人数分」しか出ない縛りが存在する。それを逆手にとって自分が複数個とってしまえば後続はとれなくなるので後続のステージ難易度を少しだけあげる事ができる。
あまり言及されてるの見たことないけど結構レートで使えるものだと思う。性格が悪い人が勝てるゲーム。。。
・デスワープ
スタートからやり直すボタンを押す事でスタート地点に戻れます。これ本来はただやり直すためのボタンなんでしょうが、上に上げたON/OFFスイッチステージなんかで素早くやり直しを押してたらひょっとして自分だけが素早くやり直しが使えるのかも?とか思ってしまった。実際にやってる人は見た事ないのでどうなんでしょう。
・全員が詰むのがわかりきっている
・そのまま死ぬよりもボタン押す方がはやい
・やり直すボタンを押すという判断がここでできる
という初見殺しみたいなステージだとほんのちょっとだけ有利がとれる……かも?
と記事書いてて思った。短い時間で3番目の思考にまでいくのはかなり難易度高いでしょうが。
鍵がスタート近くにあるステージで誰かが鍵をとった瞬間に使うのはまぁありかもしれない。ただしその鍵がスタート地点で使われるとは限らないのでギャンブルかも。鍵がゴールに必要ないのに置いてあるステージとかままあるし。
・ラグがひどい時がある。
これは改善してほしいけどなかなか難しそうな問題。
とにかくラグがひどい時がある。4人対戦だから仕方ないのかなぁと思ったけどよく考えるとスプラでここまでの頻度でラグったりはしない。なんでだ。
ラグのせいで微妙な操作がずれたりして死んだりするのでこれがまたね…。しかし相手もラグいのは一緒なので平等といえば平等なのかもしれない。
まぁレートが低い人にラグ使いが多くなる(切断でレート100持っていかれるはず)ので、レートをあげれば相対的にラグ使いは少なくなる気もする。
・操作方法が原作と違う事がある。
特にワールドのスピンジャンプとヨッシーからジャンプする操作はAではなくL/Rボタン
あと「甲羅をかぶる」という原作にない動作は持ったまま下ボタン
ノコギリのギミックはスピンで踏めないようになっているなどちらほら変更点があります。
知らないと詰む時があるので覚えておきましょう。
とまぁこんな感じで他にもいろいろな要素だったりはあるのですがとりあえずここらへんで。いやまぁ実際やると楽しい……わけではなくて「勝った対戦が楽しい」んですよねこのモード。その楽しさをつかむために勝つまでやろうかなとなる。
悪魔みたいな妨害の仕方がはびこっていようとも、自分もそれをできるわけでそれがぴったりはまった時の楽しさがまたね。勝率3割いかないくらいとかそれくらいであんまり自分も勝ててるわけじゃないけどそれでも勝ちの楽しさは負けの悔しさにまさるよ。そして時間が過ぎていく。
というわけで、できるだけみんなにもこのマリオメーカー2の対戦モードの楽しさを味わってもらおうとした紹介記事でした
いや、たのしいよ?