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東方同人誌感想とか書いてみよう 1148冊目

どうしても小説同人誌を読む優先順位が遅くなってしまうので無駄に積んでしまうのですが、とりあえず例大祭新刊小説の感想をちょくちょく書いていきたいです。C89の小説同人誌も積んだままにしているのでは?とか考えてはいけません。

 

パルピテリアさんの『Spilled Milk』

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魔理沙が霊夢に「好きだ…」と告白するも、それは2人の差を広げるような合図で……。

 

世の中には”このキャラとこのキャラのかけあいが描きたい”というのが感じられるような作品や”登場キャラはその作者さんの個人的感情をぶつけるために動いている事が感じられるような作品”があります。たぶん。

どちらが正しい創作方法とはそんな事は議論するような事じゃないし考えた事もないけども。この作品は”作者さんの感情をぶつけたような感覚”が伝わっていくような作品で、そのせいで「ただ魔理沙が霊夢にふられるだけの作品」を読んだ時以上の重さがある。少なくとも自分はそう感じてしまう。その重さはきっと同人作品にはなかなかないようなもので。

魔理沙も霊夢も救われない、少なくとも作品終了時点では救われてない話で、この重さはいやーな心地よさがあるし、久しぶりに味わった感覚。

 

何が原因でこんな風に感じたのかなぁ。と聞かれても全体を読んでこう思った……という事しか言えないし同じような事を感じた人はきっといると思うんだけどなぁ。