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東方同人誌感想とか書いてみよう 1023冊目

てんてけ店さんの『バクワレテ』

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菫子に講釈を垂れる慧音はなぜか急に飛べなくなり怪我をしてしまう。

そして、その後の夢で振り返る自身の業…。

 

委託はないっぽいですがBOOTHでまだ買えるので欲しい人はそちらでどうぞ。スクナガタリもまだ全巻買えるよ(ステマ)

バクワレテ - てんてけ店 - BOOTH(同人誌通販・ダウンロード)

 

慧音の業についてこれでもかっていうくらい語った本。慧音×ドレミー本でもあったり。白鐸=獏説とかあるので決して無茶な組み合わせじゃないよ。表紙が昭和の漫画っぽい雰囲気で好き。

 

慧音が持っている自身は自分の知識ではなく、もともと誰かの知識だったもの。それは白鐸として一生背負う業であるし、夢の中だけだとしても慧音はそれを自分なりに耐えようとする。ドレミーによる救済?も受け入れようとはしないところは苦行を強いているようににも慧音なりの贖罪にも感じる。人間と共存しようとする限り慧音は一生これに耐えないといけない。

多少グロテスクな描写もあれども、白鐸としての慧音を描く上では避けては通れなそうな描写にも見えてくる不思議。慧音、白鐸、獏について色々と考えさせられる作品で良いよ。

慧音、菫子、ドレミー、妹紅以外に出てくるモブキャラも2名ほどいるので探してみよう。

 

あとこの作品、一読しただけでは???ってなるところがあります。まぁちょっと考えたら分かる部分もあるのでここを見るよりまず自分で考えた方が楽しいよ。

一応反転させておきます。もちろんですがこの解釈が正しいとは限りません。

 

 

──慧音の「したの目に気をつけて」ってどういう意味?

したの目は”下にいる人達の目”の事、女の子があんな服装で空を飛ぶと…ねぇ?。

 

──慧音が急に飛べなくなった理由は?

ドレミーのせい、と最初は思ったけどそんな力がドレミーにあるわけがない。

”慧音の夢に出てくるドレミー以外の人物は全て慧音のトラウマの産物で実際には存在しない”

”このトラウマの産物が夢に出てきたのは菫子に会ったせい。「あろうに何も知らぬ人物に口を垂るのか」の台詞あたりは全部慧音が深いところで抱えてるトラウマだと思う”

”慧音自身は現の世界ではそのトラウマをほとんど意識してないけれども、菫子に講釈を垂れた後に少し変調をきたしたのでその変調に気づかずに落ちてしまった”

 

これで、すんなり理解出来ると思う…違うって言われそう。他の解釈もあるなら見てみたい。