東方同人誌感想とか書いてみよう 1005冊目

airdropさんの『魔法世紀の少年少女』

蓮子がハッキングしてきた岡崎教授の”パラレルワールドへ行けるスマホアプリ”。

それを使いメリーは滅びつつある魔法世界へと行ってしまい…。

これは東方二次創作じゃなくて、その皮を被った大長編ドラえもん二次創作。というアピールを藤子F好きとしは言っていきたいような本。

特にここで一番のネタにされている魔界大冒険は、もともと色々な解釈を広げられそう作品（のび太が元の世界に帰った後に戻ったあの世界は前いた時の同一の魔法世界なのか？そういう風に都合が付けられた世界じゃないの？しずかちゃん達が救われてない平行世界が多数存在するんじゃないの？あの世界にもともといたのび太達はどうなってしまうの？etc）だと思うし、この本だと”他のキャラが魔法世界と科学世界を行き来したらどうなるか？””平行世界へ行った時に元いた人物はどうなるのか？”みたいなテーマとして変換されている。そしてこのテーマも答えもすごい秘封倶楽部の2人に似合っている。

夢なのか本当の平行世界か、というところを描いてからの、”世界が滅ぶならこの世界の秘封倶楽部の2人で一緒に”みたいにどちらの世界の蓮メリも同じ感じな結論に至るところはまさに秘封倶楽部らしくて好きだし良いと思います。