東方同人誌感想とか書いてみよう 973冊目
『日陰花の恋 地霊殿百合合同誌』
地霊殿百合合同。”地霊殿キャラでの百合”をメインで描いていない人たちも、メインで描いている人達の作品も両方あって面白いよ。
以下漫画作品の感想。
・からあげ太郎(からあげ屋さん)さんの「嘘と本音とたい焼きと」
地霊殿にまた来た霊夢、さとりの読心能力を逆手に取ってもっと心を読んでみなさいよと迫って……
からあげ屋さんでここまで百合色が強い作品ってかなり珍しい気がする。原作の台詞から広げて霊夢がさとりをいじめて遊ぶような作品。こういう子にはさとりさんすごい弱そう。
・poprication(べにしゃけ)さんの
こいしを地霊殿に連れてきた魔理沙は再びさとりと会話する事になって…。
いやいやながらこいしを連れてきた魔理沙の心を読みながら会話するさとりさん。そこで地上の人達の優しさも確認するような話。魔理沙は最後まで嫌がっているけど…。嫌がる魔理沙は可愛いよね。
・相瀬いづみ(PNP)さんの「超高速恋情」
飛んでいる魔理沙の前に急に現れたこいし、おかげで魔理沙は落ちて怪我をして…。
魔理沙の前に出てきて落ちる魔理沙を助けもしない、思ったら傷を舐めて治そう?としたり、箒を盗って魔理沙と遊ぼうとしたりするフリーダムなこいしを見られる漫画。こんな子に懐かれる魔理沙は大変だよね。
・アトキンソン(あとき)さんの「しるし」
パルスィを傷つけたくないので爪を切った勇儀、それを見たパルスィは……。
勇パルいちゃいちゃもの。いや、そこまでいちゃいちゃしているというわけでもない気がするけど、勇パルにとってはこれでもかなりいちゃいちゃしている方じゃないのかな……。最後の台詞が空白になってるけどもパルスィは何を言うのが似合うのかな。素直に勇儀が欲しがっている言葉を言うのかもしれない。
・Lab*(らびすたー)さんの「はじめてのお泊り」
神社にあるせんべーぶとんで寝てみたいから、というだけの理由で神社に泊まりに来たこいし。そこでれいまりの仲が良いところを見て、お姉ちゃんの話をして……。
自由に振る舞う一方で、お姉ちゃん思いなところも最後に見せてくれるこいしちゃんの話。それにしてもこのれいまりは付き合うくらいまで行っているのかな…。
・九葉書蔵(九葉遊葉)さんの「オープニング」「クロージング」
合同誌の冒頭と最後にある漫画。地霊殿での百合を想像させてくれる絵面で好き。
あと最後にはあとがきと別に”地霊殿理想の百合シチュエーション”みたいなのが各作者さんが描いている。さとりに襲われそうになって泣いている魔理沙、学園地霊殿、みたいなシチュエーションは合同誌じゃないと見られないようなページで好き。