東方同人誌感想とか書いてみよう 750冊目
真夜中のジムダステギさんの『あの日のphotograph』
博麗神社の宴会で文と無茶な呑み比べをして酔いつぶれた魔理沙、文は別に魔理沙を酔い潰すのが目的じゃなく、”昔撮った霊夢と魔理沙の写真”について霊夢に聞くのが本当の目的だったので霊夢に色々と聞くと…。
霊夢と魔理沙が会話している部分はほとんどなくて、ほとんどが文と霊夢、文と魔理沙による会話で成り立っている作品。
だけども、文に語る中身はれいまりの腐れ縁みたいな事や、お互い何を考えているかはっきり言わなくとも当ててしまうような事ばかりなのでれいまり本以外の何者でもない本なんだよね。酔いつぶれている魔理沙の前で霊夢が文に語るところがミソ。
当事者同士の会話でないからこそ見えてくる腐れ縁みたいなのが感じられて、この”腐れ縁に対する感動”ってのはあまり大きいものではないもののなかなかいつまでも忘れないような印象を残す本。