東方同人誌感想とか書いてみよう 722冊目
アトキンソンさんの『少女はやさしい嘘をつく』
勇儀の過去を知りたい、と色々と文献を漁るもののよくわからなかったパルスィ。
そこでさとりの前に勇儀を連れて行けばわかるのでは…という事になり…。
平和な勇パルもの、かと思いきや、さとりに言われて初めてパルスィの変調に気付かされる勇儀、と読者。みたいな勇パルもの。健気さの中で少しずつ壊れていくようなパルスィを全てわかっていたさとりと勇儀の違いこそあれども、さとりはそれを別に責めたりもしないし逆にこれ以上壊れないようにもしている。いろんな人の助力あってこその勇パルなのでは、とも思えてくる本だよ。