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東方同人誌感想とか書いてみよう 716冊目

なんか好き。さんの『誰が為に幻想(ユメ)を視る』

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霊夢は自分が”博麗の巫女”である事を忘れているものの他は全て正常で普通の少女として生きている。それは巫女として苦しんでいた霊夢がきっと望んでいた事で、紫が記憶をいじっていたから成り立った霊夢でもあって。でもそれは紫が霊夢の分まで苦しみを引き受けすり減るような選択でもあり…。

 

サークルさんは1つだけども、脚本担当1人、作画担当2人みたいな本なので前半と後半でかなり絵が違う。それを前提で読まないとちょっと違和感で出てきてしまうものの、きちんとゆかれいむをやっている本だよ。

前半は”博麗の巫女でなくなった霊夢”をみんなが受け入れようとする話で、後半は”博麗の巫女でなくなった霊夢”が結局博麗の巫女に戻る事を選択する話。紫のやっていた事も笑って流してしまう霊夢の心の広さ。こんな霊夢だからこそ紫はああした行動をしたと思うし、これをまた繰り返すのかもしれない…って思ってしまうけども一時だけでもゆかれいむのハッピーエンドが見られる終わり方なので良いよ。