東方同人誌感想とか書いてみよう 709冊目
さとうさんち。さんの『九 ─nine─』
魔理沙の墓の前に佇むアリス、そこに紫がやってきて…
マリアリと見せかけて上アリ……?みたいな作品。作者さんの描きたかった事はなんとなく想像がつくけども、はっきりとした説明がないのでいろいろな解釈ができる作品だとも思う。
”アリスが人形に魔理沙の魂を籠めている。全てアリスの仕業”
”アリスの人形に魔理沙の魂が篭っている。これは魔理沙の意思”
”アリスは上海を魔理沙っぽい人形に改造している。魔理沙の魂はここにはない”
みたいな…?。
アリスの人形をどう捉えるかによって印象が変わってくる作品で、個人的には最後の解釈をしがち。これだとマリアリでもあり上アリでもある解釈になるしね。
紫が全てを諦めて帰るくらいのアリスの狂気や健気さが味わえる本でもあるよ。