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東方同人誌感想とか書いてみよう 704冊目

Second-Libさんの『狂い時計』

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霊夢の何気ない一言から、咲夜さんは霊夢をからかい始める。

それだけで終わるはずだったのにいつの間にか咲夜と霊夢は歪つな関係へと発展していき…。

 

咲夜さんは霊夢を意識していなかった/霊夢は魔理沙がたぶん好き/魔理沙は霊夢がきっと絶対好き

という関係から魔理沙への当て付けなのか、単に流されてしまっただけなのか咲夜さんと霊夢が恋人ごっこみたいな事をする話。お互い嫌っているわけじゃないけれども本当の恋人というわけでもないし、距離が縮まるわけでもない。そして微妙に徐々に傷ついていくような咲霊と魔理沙が描かれる。終始咲夜視点で霊夢の本当の感情はエピローグに至るまで表面上の言葉でしか分からないのがまた色々と暗い想像をしてしまう。

 

基本は”歪な咲霊もの”だけどもれいまりものとしても咲マリものとしても読もうと思えば読めるものなので(どの読み方をしても歪な関係になる)、少女達の暗いところが感じたい時に読むといい本。な気がする。