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東方同人誌感想とか書いてみよう 660冊目

paseriさんの『がんじがらめの冥の底』

 

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幽々子の様子がおかしくなり、妖夢はそれをなんとかしようとする。そこで妖忌が残した幽々子についての真実の文章を読んでしまい…。

 

いつも前の本の設定をリセットしたうえでのゆかゆゆ中心本を楽しませてくれる作者さん。

妖夢でも妖忌でも幽々子を救う事が出来ずに紫だけが幽々子を救う事ができる、そして紫はそれをわざと妖夢に見せつけて…。結構歪んだゆかゆゆで幽々子の意思すら無視して幽々子を繋ぎとめようとする紫の話でもあったり。これではきっと幽々子は救われないし一体このゆかゆゆは誰のためのゆかゆゆだろう。紫だってこんな歪な関係は本意じゃないのでは…。と思わせるような作品。

 

最後の妖夢の行動がどうなったかは読者任せにされていて自分はこれは”妖夢の行為は失敗した”って解釈だよ。たぶんこうする事すら計算に入れた上での紫の行動だったと思うし妖忌の言っていた事はこんな実力行使をしろって事ではなかったはず…。これで幽々子が救えるなら妖夢より実力が上なはずの妖忌が同じことをやっていてとっくに幽々子が救われていたはず…だよね。

じゃあどうしたら呪いを断ち切れたのかいうと…うーん…ってなるような本だよね。