東方同人誌感想とか書いてみよう 584冊目

泥船遺跡さんの『幻想夜行　完全版』

蓮子とメリー（と妖夢）の初めての出会い、そして別れの話。

以下ネタバレなので反転。

紫/メリーという人物は二重人格によるものでメリーが主人格、紫は副人格。であるものの蓮子と仲良くなり関係が発展しく方は紫という人格の方。蓮子と妖夢はそれに気づくもメリーのために治療を行い、”紫の人格を消す作業”をしていく…。という話。

妖夢が秘封倶楽部と一緒にいる点も含めて原作とは違う要素が多々あれども、秘封ものだしまぁいいかな…とだんだん思えてくる。

紫の人格の方が境界を操作する持ち主として描かれている上に、病んでる女の子としても描かれていて、蓮子もそれに引きずられていていく。これはかなり歪な関係でどう咀嚼したらいいか読んでいる途中は分からないものの、一番最後まで読んだあとに読み返すと結構切ない気分になってくるよ。

そういや一冊もゆかメリタグをつけていなかった…。と今更思ってもタグ付け直すのもめんどくさいし、そもそもゆかメリってタグつける時点でネタバレになるような作品もあるしで（これもそうかもしれない）…。まぁ気が向いたらあとでつけよう。