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東方同人誌感想とか書いてみよう 439冊目

Lab*さんの『萃まる夢幻』

 

 

いつも通りの幻想郷だと思っていたら、レミリアがいない。レミリアの存在を霊夢以外は全く覚えていなくて…そして妖夢や藍もいなくなり…

 

以下ネタバレなので反転。(書いていると思ってたらまるごと消えてたので書き直し、ああ…)

 

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萃夢想本。

幻想郷というのは霊夢の夢の世界で、その夢の世界を作るために萃香が夢を萃めていた。霊夢はそれを知った上でも現実世界に戻るのを拒否して、幻想郷という夢の世界へとどまる事を選択する。この解釈はすごくいいと思う一方で、すごく良くないとも思う時もあって…という複雑な評価になる本。

こうした解釈は幻想郷を解釈する上で結構すっきりと解釈できる方法なのかもしれないけれども、これって結局”霊夢以外のキャラの苦悩、葛藤、その他を真っ向から否定しているのでは”とも思う時もあって…。

 

でも誰だって”幻想郷は誰かの夢の世界なのでは”という妄想をした事があるんじゃないのかな(あるよね?)。そしてそれを実際に二次創作という形にするのはたぶん秘封クラスタくらいしかいない(たぶん)。霊夢の夢の世界としての幻想郷、という解釈をこうきちんと作品として描いた事だけでもっと評価されるべきなのでは。。って思うよ。