東方同人誌感想とか書いてみよう 430冊目
夢のチョモラン王国さんの『まりさまけず』
いつまでたっても霊夢に勝てない魔理沙、それでも”続けること”そのものに意味があると魔理沙は言い切り…。
たとえ負け続けていてもそれで自信を喪失することもなく、紫の忠告を受けたとしてもそれを受け入れる事もない魔理沙。
そして逆に紫をいじめるような強い態度をとる魔理沙、ってのは自分のもっている”どこかしら弱い部分があってちょっとつつくだけでそれがはっきりと出てしまう魔理沙のイメージ”とはかなりかけ離れていたり。でも、こんな魔理沙もありなんじゃないか…って思えてくる不思議。自分の解釈とは違うキャラクター像を描いた同人を読んだ時と戸惑いも楽しみの一つだしね。
タイトルは『まりさまけず』になっているのに後ろは『まりさめげず』になっているのは誤字?かと思ったけども最後のページもまりさめげずになっているし、こんな二文字の誤字はないだろうと思ったのでやっぱりこれはわざとこうしているのだと思う。この位置に誤字っぽい文字を入れている事で読んだ後に後ろを見て作中の魔理沙の良さを再確認出来るような構成。
あ、霊夢に挑み続ける魔理沙がテーマの本だけどもこれはれいまり本っていうよりもゆかまり本の気がする。あとナンプラー本。