東方同人誌感想とか書いてみよう 366冊目
ここから2冊は合同誌の極北扱いされているような合同誌の感想を2冊続けて。
苦手な人はスルーで、まぁどれだけの人がここを読んでるかは知らないけど。
『アリスガイド靴下版』
アリス靴下調理合同。公式ページがあるよ。
一体何でこんな嗜好の合同誌で30名近く集まるのだろう…?合同誌の闇は深い。この手のを読むと”元は牛だから食べられるだろう”という理論で革靴煮て食べようとしてたこち亀の話を思い出すよね。本当に靴下やら革靴やらって食べられるのかな…?流石に実際に靴下を食べてみた狂ったレポートはこの合同誌にも入ってないのでよく分からない。
みんな話題にするだけで実際はそこまで狂いっぷりが感じられないような合同誌もある中で(この手のやつを実際読んでる人少ないでしょ?)この合同誌は最初から最後に至るまでぶっ飛んでいるので良いよ。いや、良くないか…?
以下漫画+文章作品の感想。
へたれunkさんの「月刊アリス十一月号 コラム【アリス靴下特集】より抜粋」
文章作品。アリスの靴下を如何に調理すべきかを説いてしてその狂いっぷりがまた合同誌全体の雰囲気を察しさせてくれる。この作品を最初に配置した合同誌編集者のセンス。
とりさんの「アリスの素敵な靴下を嗜む晩餐の会」
アリスの靴下を色々な調理方法で嗜む幻想郷の皆さん。靴下寿司とか作って薀蓄を傾けるところに狂気を感じられて良い。
永沢さんの「タイトルなし」
アリスの靴下を食べようとする幽香、履いたままじゃないとか意味ないとか言い出して…
青梅ひたちさんの「アリスティーで優雅なひとときを」
靴下+紅茶という想像すると色々とあれなものをお嬢様に出すような咲夜さん…
じみぃさんの「SOXAL ALICE」
靴下+炒飯をアリス自身にこっそり食べさせる魔理沙、魔理沙に一体どういう性癖を見い出せばいいのだろう…
えすあーるたーぼさんの「タイトルなし」
靴下+珈琲。ここまで読むともう何があっても驚かない。
風月さんの「ミスアリスっ子」
靴下+中華あんかけ…。アリスの出番があんまりないしみんなやっぱり狂ってる。
のんびり羊さんの「マジックソックス」
拘束したアリスの靴下をそのまま食べるパチュリー。これがまともに段々見えてくる不思議。
守島裕輝さんの「メリーのうっかり食道楽」
小説
秘封+アリスの靴下。メリーの夢に出てくるのは靴下+オニオンコンソメスープ、ブーツでつくったベーコン+サンドステーキ…。そして最後はやっぱりこういうオチ。秘封だしね。
まらたんさんの「天狗のグルメ」
これは靴下そのままを孤独のグルメ風に。
死龍さんの「タイトルなし」
靴下ジャム+靴下ティー+靴下。のたしなみ方…半分以上進めたここらへんでもう靴下はこりごり…となってくるものの靴下合同誌なのでまだちょっと靴下地獄が続く…。
志摩島エイジさんの「亡我郷─無理難題」
靴下料理が食べたいという無理難題を言い出す幽々子に妖夢は…。
ここでようやく”靴下を本当には食べないし口にしようともしない”まともな?作品が出てくる。幽々子が出てくるからてっきり靴下料理話になるものかと思ったらこれは意外。
ニョーヒーさんの「第一回 幻想郷で誰が一番アリスの靴下の料理が上手か決定戦」
アリスの靴下+駄菓子の茹でもの
アリスの靴下の天ぷら+千切りキャベツ
美味しんぼパロディ風になってるもののそれよりも料理の方にやっぱり目が行ってしまう…
サキツバキさんの「靴下争奪! ペロリもあるよ!」
小説
アリスの靴下を平気で食べようとしたりするキャラを”紫が境界をいじったから”という設定が強引に都合をつけた作品。靴下料理ばかり出てくる本でこれは新鮮。藍がまぁ気の毒だけど。
あぶそるさんの「タイトルなし」
アリスの生の靴下を手に入れようとする魔理沙→強引にいい話のマリアリへ。こんなんでアリスはいいのか…と思うものの最後に少しはまともないい話になっている(かな?)し、この合同誌の最後にふさわしい作品。
なぜか電子書籍版が販売されているのであれなテーマの合同誌の中では一番入手しやすいはず。今、わざわざ買う人がどれだけいるかは分からないけど。というか合同誌を後から電子書籍で出したら売上のやりとりは一体どうなるの…?とか考えてしまう心が汚い人間です。