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東方同人誌感想とか書いてみよう 318冊目

gatonさんの『人間が大好きな壊れた妖怪の話』

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結界を通って妖怪の山にまぎれこんだらしい人間。その人間とにとりのボーイミーツガール的なもの。

 

東方キャラ×オリキャラ男性な全年齢本ってほとんど描かれないし(この本の他にぱっと思い浮かぶのは『WIND SONG』『さとるということ』『純哀サトラレ』あたり、他にあったっけ)、かなりカップリングに自由な気がする(東方以外の二次創作同人誌をほとんど漁らないので比べられないけど)東方界隈の中でも一番きらわれているカップリングな気もする。でもこういうのも読んでみるうちに良さがわかってくるものだよね。そりゃ自分だって昔は余計な男キャラなんて東方二次創作にいらない…と思っていたものの、男キャラを入れないと描ききれないようなものってあるし18禁東方二次創作の男を許容していて全年齢の男を許容しないって何かおかしいじゃない?おかしいよね?

 

とまぁ適当に言ったあとに感想を。『人間が大好きなこわれた妖怪の唄』をモチーフにしている作品。

人間に驚くにとり。そして、幻想郷から帰す方法をわかっているのにちょっとした意地悪を人間にしようとする。その過程で段々と人間に惚れ込んで…的なボーイミーツガールになっている。普段の東方二次創作を読む時にはなかなか味わえない感じの青春恋愛ものっぽくなっていて好きだよ。

最後は妖怪と人間の寿命の違いをテーマにして悲恋を想像させるものの、ラストのおまけ絵でその悲しさを消してくれる。