東方同人誌感想とか書いてみよう 300冊目
誰が読んでるかまったく分からないのによく300冊も無駄に感想を書けたなぁと思う。
きりがいい冊数の番号では特に印象が残っている作品の感想にしようと勝手に決めているので300冊目はこれ。
ふあん亭さんの『ありがとうきりさめまりさ』
だめだな
それじゃあ
届かない。
紅魔館来た魔理沙の前に現れたのはレミリアの妹だった。今まで一度も外に出た事がないというレミリアの妹に魔理沙は外に連れてってやると言い出し弾幕勝負を始め…。
魔理沙での紅魔郷EXステージを漫画にしたような作品。ふあん亭シリアスもの。
最近はもっぱらギャグばかりの気がするけどふあん亭のシリアスものってすごく好きなんだよね。これは初期の作品なはずだけどもふあん亭のきれいな部分が全部詰まっているような作品(きれいじゃないようなギャグのふあん亭もそれはそれで大好きですが)。弾幕戦の熱いノリとそれをきちんと畳むような最後。
スプラッシュプリズン→レーヴァテイン→マスタースパーク→スターボウブレイク→フォーオブアカインド→QED→カタディオプトリック→シュートザムーン→殺人ドール→レーヴァテイン→マスタースパーク/ブレイジングスターと惜しげも無く弾幕を描写しつつフランと魔理沙の対決を描いていく。
その過程で描かれるのはフランの孤独であり、それから救い出そうとする魔理沙の熱い感情でもあり…。この弾幕戦でフランの感情、弾幕に真っ向から向き合おうとする魔理沙のかっこよさ。QEDの弾幕を描くところが弾幕戦の中で一番好き。
そして合間合間で霊夢とレミリアの会話が描かれ、フランとレミリアの回想が描かれ、魔理沙を助ける咲夜とパチュリーが描かれ、外へ出たフランが描かれ…。魔理沙の事を完全にわかっている霊夢もまたいいよね。
そして最後にきちんとフランが救われ、全員が救われるようなこの感じ、フラマリものの中では『ねぇ魔理沙、お外が見たいよ』と同じくらい好きな作品。
まぁ今は高い値段がついている事が多いので買いにくい本でもあるよね…。どこかで再販、再録しないのかなと思います…。
どうでもいいけど今までのきりがいい冊数の番号で感想を書いたやつ。ここらへんは特に自分の読んできた東方同人誌の中でも強い印象があるやつなので興味あれば読んで欲しいなぁと勝手に思ったり。まぁここまで感想書く前に飽きるだろうと思ってたので好きな本は100冊感想書く前にある程度感想書いてきちゃったんだけどね。