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東方同人誌感想とか書いてみよう 250冊目

きりがいい冊数の感想の番号では特に印象に残っている作品の感想にしようと勝手に思っていたりする。というわけで250冊目だったり。

 

Personal colorさんの『夢路で君とまちあわせ』

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夢を魔法の力で操ろうとしている魔理沙、そこで魔法の力を借りてアリスと”夢の中でまちあわせ”をしようと提案し…。

 

ただ単にお互いの夢の世界を描いただけの作品ではなく、”魔理沙の夢の中にいる夢の世界のアリスと現実の魔理沙”でのマリアリ、”アリスの夢の中にいる夢の世界の魔理沙と現実のアリス”でのマリアリが語られる。

夢の世界のマリアリ達に対する現実世界のマリアリ達の対応はよくあるマリアリものの対応として想像できるものなのかもしれないけれども、それは”夢の世界の魔理沙とアリス”を切り捨てする対応でもあって…。

この切り捨てされた側の”夢の世界の魔理沙とアリス”の心情を考えると色々な想像が出来たしまうような作品なのですごく印象的。

 

一緒にいてほしい、と魔理沙に言ったのにそれを断られた時の夢の世界のアリスの笑顔の意味とか、一切ちゃんとした表情が描かれない夢の世界の魔理沙の心情とか色々な解釈が出来るシーンが多々あって読み返すたびに色々な意味で捉えてしまう。そういう楽しみが出来る作品だよ。