東方同人誌感想とか書いてみよう 191冊目
そぞろさんの『かごめ、かごめ 籠の中の鈴や』
マミゾウに想いを寄せる小鈴が許せなかった阿求は小鈴を騙し座敷牢に閉じ込めてしまう。それでも小鈴の想いは変わる事がなく…
座敷牢+小鈴という組み合わせがこんなに似合うのね、って思う作品。
小鈴に対して歪んでいるような愛情を持つ阿求(普通ならわざわざ座敷牢に閉じ込めたりはしないよね)、その阿求の想いを全く意に介さずマミゾウを選ぶ小鈴、色々と把握してそうなのに平気で小鈴を盗っていくマミゾウ…。原作鈴奈庵とは微妙に設定が違えども何の違和感もなくぴったしとキャラクター達がはまっている。
阿求にとってはバッドエンドで小鈴にとってはハッピーエンドな終わり方となっていて、このキャラ達の組み合わせでこれ以上の作品ってのはなかなかないような出来だと思う。