東方同人誌感想とか書いてみよう 149冊目
CRIEさんの『ねぇまり3 ねぇまりさを出た順にならべただけの本 160p』
『ねぇ魔理沙、私お外がみたいよ』『ねぇ魔理沙、私お外がみたいよ 魔理沙編』『ねぇ魔理沙、私お外がみたいよ 霊夢編』収録の総集編みたいなもの。
どれも魔理沙と絡めるなら定番のキャラが絡んでいるのだけどもその描き方が独特だと思う。
『ねぇ魔理沙、私お外がみたいよ』
とても愛された
少女がおりました
でも少女はいつもお部屋に一人ぼっち
ある日
白黒魔法使いがふってきて
突然少女に──魔法をかけた。
とてもやさしい白黒の魔法。
上中下巻全て収録。全部で一つの話になっているので一気に感想みたいなのを。
フランと魔理沙の話。ずっと幽閉されていたフランと出会い遊び相手になる魔理沙。
ところがそれを気に入らないレミリアに魔理沙は仕置きを受け、フランは更に地下へ幽閉されてしまう…
ここからまた紅魔館へ魔理沙はフランを助けに行くのだけど、その過程が素晴らしいと思った。
博麗神社から紅魔館へかっこいい台詞を言ってから行こうとする魔理沙。でも怖くなってその先へ行く事が出来ずに霊夢の前で泣きだしてしまう。フランへの思いや恐怖が入り混じった感情を霊夢にぶちまける魔理沙、それをただ聞くだけの霊夢。ここはれいまりのシチュエーションの中としても魔理沙の弱さとそれを受け止める強さがある霊夢、という対比が最高なところだと思う。
そして最後まで霊夢は魔理沙の手助けを直接にはしない。そんな中で魔理沙がした行動は本当に覚悟の上の行動だと思うしフラマリ、れいまりとしてもいい作品だと思う。
『ねぇ魔理沙、私お外がみたいよ 魔理沙編』
魅魔と魔理沙の出会いの話。
突然に魅魔と出会って魔法教えて、など色々とせがむ魔理沙。それをうっとーしいと思いつつもなんだかんだで面倒見の良い魅魔様。そんな話。魔理沙のいい師匠役みたいな感じが少ないページながらも出ていていい
『ねぇ魔理沙、私お外がみたいよ 霊夢編』
とある神社に嫌われ者の少女がおりました。
少女はいつも一人ぼっち
でも少女は平気です。
少女も皆のことが大嫌いでした。
魔理沙と霊夢の出会いの話。博麗神社の巫女霊夢と霧雨家の箱入り娘魔理沙との出会いっていうシチュエーションはなかなか見ない気がする。霧雨家でお嬢様として過ごしていた魔理沙は自分をお嬢様扱いしないような人と話がしたくて霊夢のところへ行くも…。
この霊夢は魔理沙と話しても魔理沙の事をまったく好きになりそうにないし(”アタシはあなたの事が大嫌いよ 今日話をしてここから突き落としたいくらいよ。アタシの所へは二度とこないですね ムカツクから…そうそう ハクレイレイムだから、私の名前”という最後の方の台詞はやっぱり魔理沙とは仲良くなれないって意味合いの台詞だと思う。)、一方で魔理沙は霊夢と話しますます興味をもつような感じになる。
こういった全くお互いの立場も感情も違うようなれいまりってのは新鮮。単に仲が良いだけってのがれいまりじゃないのでは、って思えてくる。