東方同人誌感想とか書いてみよう 132冊目
からあげ屋さんの『ちれいで』
深い深い地の底の
あの大きな異変の起こる
ずっとずっと前のこと
あたいもまだまだ
ちっこい身の上で
地下の怨霊異変が起こる前の地霊殿の話。
こいしがなんで地霊殿を出て行ったのか、お空やお燐は如何にして人の形をするようになったのか、お空の片足はなんであんな風になっているのか、お空はどうやって八咫烏の力を手に入れたのか、こいしの帽子はどうやって手に入れたのか…etc。数多くの設定をすごく上手いオリジナル要素を使って説明している作品。
そしてその中でさとりとこいしの関係の変化、お空やお燐の変化などが語られる。最後はやっぱりこいしは地霊殿を出て行ってしまうのだけども、それでも地霊殿のみんなは仲が良い。って感じで描かれる。オールカラーで描かれ色使いも素敵。
パルスィがこいしを川に投げるシーン、お空が八咫烏に飛びつくシーン、さとりがお燐と一緒に笑い出すシーン、色々と好きなシーンはあれども一番いいと思ったのはお空が人型になった時にさとりがお空に飛びつくところかも。