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東方同人誌感想とか書いてみよう 127冊目

みずたたきさんの『望月の頃』

 

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私は輝夜……

永遠を生きる民

今夜はどんな物語をお望みかしら?

私の出てくる昔話が聞きたいの?

締まりの悪いつまらない話でもよければひとつ

 

 

輝夜が語る昔話…そこで生前の幽々子と月から逃亡中の永琳輝夜との出会いが語られる。しかしその話に闖入者が現れ、幽々子の夢と入り混じり”元の話”とは違った様相をし始める…。

 

永夜抄と妖々夢を非常に上手く繋げた傑作。生前の幽々子と輝夜達、という接点をきちんと編み出してからぐちゃぐちゃにしている。このぐちゃぐちゃ加減はどこからが真実でどこからが虚構なのか途中までは非常に曖昧。

紫の幽々子を思う気持ちと、それに対する輝夜や妖忌の気持ち。全てがぶつかりあう最終巻で色々と曖昧な部分が解けてそこが良い。入り混じった”幽々子の夢”と”輝夜の話”を終わらせる手段として紫が選んだ行為はゆかゆゆのシチュエーションの中で一番好きかもしれない。

まぁ最後まで読んだところで永琳の台詞がまた物語をぐちゃぐちゃにしているような気もするけど。

 

これにはもう詳細な感想、解説っぽいのを書いているサイトがいくつかあるのでそれも紹介。

あらかじめ失われた未来 「望月の頃」感想考察

「望月の頃」:幻想郷観光旅行案内所:So-netブログ