東方同人誌感想とか書いてみよう 71冊目

Pesonal Colorさんの『いかにして彼女をその部屋へ招くに至ったか』

紅魔郷異変後にも紅魔館へ泥棒をしにくる魔理沙とそれに辟易している咲夜。

魔理沙は紅魔館のティーカップも盗み出しそれを取り返しにきた咲夜と言い争いになり…。

咲夜

「私は人間の味方をしない　人の間には属さない　紅魔に属する者達が私の家族よ

　あの妖の間こそ……独りで寂しいのなら他をあたるのね　人間の子供　紅魔にお前の居場所はない」

魔理沙

「何が家族だ　そんなのはな…人の間に属さないなんじゃない　属せなくなったつまはじきの言い訳にきまってる　だから妖のい間にしか居場所がないんだ　どうせあの仲で家族だなんて思ってるのは　所詮はお前だけだろうぜ………！！　」

咲マリシリアス本。

友達でも恋人でもなく、なんとも形容しがたい微妙な関係の二人がすごくいい。引用した台詞のようにお互いずけずけと内面を傷つけるような事まで言ってしまう。このやりとり咲夜と魔理沙のお互いのコンプレックスみたいなのが外へ出たような台詞っぽくていい。言い争い、弾幕勝負の後も急に仲が良くなるわけではなくっていう感じだし。

これから先どのように進展するのだろうというところで物語を切っているところもいろいろと想像の余地があって楽しい。