東方同人誌感想とか書いてみよう 45冊目
こげコロッケさんの『永遠になれない』
長い長い時間がたち不老不死な蓬莱人以外はみんないなくなった幻想郷。正気をまだ保っている輝夜、永琳とは違い妹紅は”記憶の中ならみんないる”として自分の記憶の中に引きこもりいつまでもいる輝夜達を相手にしようとはしない。輝夜達はそんな妹紅を置いて
月へ帰ろうとするものの…。
あとがきにもあるように『正直者のみるゆめ』(こっちはもこけね本)の対比になるような暗い本。誰の思いも満たされないような終わり方。でもかぐもこの中では一番好きかも(まぁ日によって好みが変わるのはいつもの事)。
妹紅と輝夜ってやっぱり根本的な部分じゃ決して分かり合えないと思うし、それがすごく良く出ていると思う。