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東方同人誌感想とか書いてみよう 18冊目

まるちらさんの『おにわそと』

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幻想郷にまだ鬼が普通にいた頃の話。

萃香、藍、紫の三名で酒を呑んでいたもののどこかおかしい雰囲気があり…。 

 

公式設定をきちんと使いつつ公式設定では語られない部分を想像で描く、って作風のまるちらさん。この本は”なんで紫は月へ戦争を仕掛けたのか””なんで萃香は幻想郷を出て行ったのか”という2つを非常に上手くかけあわせて説明していていい作品。これを理解するためにはまず儚月抄を読まないといけないのがまぁあれだけど…。

 

萃香が藍とする会話のところは全体的にオリジナルな解釈に基づくものだけども妙なリアリティがある。特に呑み終わった後の萃香が藍に言う台詞は萃香の表情も含めてすごい好き。

 

まるちらさんの一連のめーりんもの(『魔女に恋する五秒前』『わたしまけましたわ』『内なる紅き帝国』『いつかなのか』)もめーりん×パチュリーもありなんじゃないかと思わる良い作品群なんだけどそれに関する紹介はまた後で書きます(たぶん)