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世界のブックデザイン展2010-11レポート

ブックデザイン展にいってきました。
http://www.printing-museum.org/exhibition/pp/111112/index.html
世界中のいろんな本(日本、中国、スイス、オランダ、カナダ、オーストリア)のデザインが優れた本をみられるところ。なによりうれしいのが”展示物を触って読めること”。これは本好きにはたまらない。今回もいろいろと触れてきました。発行部数/値段とかもみられるよ。

さて、前いったときはおもしろい本だなぁ、とおもいつつもろくにメモとかしてなかったのでもはやタイトル不明で覚えてないのが多くて後悔したので今回はいろいろとメモしてきました。とりあえずきになった本の紹介。

Thomas Bernhard『Autobiographische Schriften』

Autobiographische Schriften: Die Ursache / Der Keller / Der Atem / Die Kaelte / Ein Kind

Autobiographische Schriften: Die Ursache / Der Keller / Der Atem / Die Kaelte / Ein Kind

ベルンハルトの自伝。箱にはいっていてその箱の中に数冊入っているってやつ。なんで自伝でこんな分冊形式なのかよくわからないのだけど(説明に書いてあったかも)、本それぞれのデザインも箱のデザインもシンプルでいい。
ってかこれ訳されたら読みたい。ベルンハルト好きなら読みたいでしょこれ。

Nicole Six und Paul Petritsch『Atlas』
http://www.schoenstebuecher.at/show_content.php?sid=60
リンク先をちょっとみてもらえばわかりますが、線が大量にひいてある。しかもいろんなページに。これはなんか記憶に残る。文章とどんな関係があるかがすごくきになる。

Michael Roher『Fridolin Franse frisiert』

Fridolin Franse frisiert

Fridolin Franse frisiert

ただ床屋で髪を切ってもらうという行為を、すごくファンタジックに描いた絵本。言葉がわからなくてもこういう世界はみていてたのしい。床屋きらいの僕でもおもしろかった。

Andrea Stultiens『Intensive Care』
http://www.foto8.com/new/online/photo-stories/1164-intensive-care
交通事故にあった友人(だっけ?)のための写真集。お見舞いの品々、病室、そして葬儀まで時系列順に淡々と写真が並べられてる。なんだか切ない。

gummbah『Net niet verschenen boeken』

Net niet verschenen boeken / druk 1

Net niet verschenen boeken / druk 1

この展示にあったやつで今回一番すきだったやつ。架空の出版されない本をどんどん紹介している本。このアイデアなんて昔からあるでしょう、って一瞬なるんだけど”イラスト”でこれをやってるのははじめてみた。それも結構量が多い。しかしまぁ、日本語じゃないのでちゃんと読めないのが残念。。
これ、英語でのレビューがあるので読める人はどうぞ
http://uair01.blogspot.com/2010/12/book-of-non-existent-books.html

kyo maclear『spoke』

Spork

Spork

つまはじきにされるspoke君が主人公の絵本。絵がなんだかかわいらしい。

許斐剛『テニスの王子様 完全版』

テニスの王子様完全版Season1 01 (愛蔵版コミックス)

テニスの王子様完全版Season1 01 (愛蔵版コミックス)

なんでこんなのが?って思う人がいるのかもしれないけど装填みれば納得できるよ。函付きですごい凝ってる。さらに表紙?の部分を集めて並べていくとちゃんとした絵になるらしい。売れるからこういうのできるんだろうなぁ

ユング『赤の書』

赤の書 ―The“Red Book

赤の書 ―The“Red Book"

  • 作者: C・G・ユング,河合俊雄,ソヌ・シャムダサーニ,田中康裕,猪俣剛,高月玲子
  • 出版社/メーカー: 創元社
  • 発売日: 2010/06/26
  • メディア: 大型本
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テニスの王子様の近くにユングが展示されてる混沌さ。こういうのがたのしい。
ユングの直筆原稿+翻訳+αでとにかくすごいボリューム、熱狂的なユング信者なら42000円でもほしくなるのでしょう。しかしこの本みたけどとにかく大きい、百科事典の1.5倍くらいはあった気がする。こんなのいったい家の本棚のどこに置いて、どうやって読むのだろうか。。。? いや、保存用と割り切れば。。

あとオランダの出版協会?みたいなサイトでここにあった展示品が紹介されてます。(ほかの海外サイトでもあるのかな?とおもったけどよくわからなかった。。だれか知らないですかね。。)
http://www.bestverzorgdeboeken.nl/nl/